チェーン店に押され悩んだころ、
やっぱり心が求めたのは高品質でした。
洗いの前にどのように仕立てられているのか? シャツを手作りし、製法や形を理解するところから始めました。だから洋服にも強いんです。
バブルがはじけたころ、安いチェーン店に押され苦戦しました。
そんなとき「京都美洗会」と出会ったのです。
水洗いのレベルが格段に向上したのがこの時期。
懸命に勉強し、それを当時の従業員に指導しましたが目指す仕上がりに遠く及ばず、それどころか何十着もやり直していました。
恥ずかしいですがよく布団の中で泣いたものです、今では笑い話ですね。
当社は生地へのダメージが少なく、衿が立っている。スーツだってジャケットだって比べたら分かります、着心地にこんなにも違いが出るんです。
お客様の衣類を大切に・・こだわったら大量生産はできません。
だから今の洗練は理想的だと言えるんです。
バブル期には30店舗、
相反する価格と品質に苦悩し学んだ。
渡辺 悦子
Etsuko Watanabe
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