「染」を習いに京都へ、
そこから解るきもの洗いの奥深さ。
先代より渡辺クリーニングを継いでからでした。やはり自分でも着物をしっかり学んでいたかったんです。
全日本みけし洗研精会の発端となった会。
今ではこの時代ほど着物に時間と手間をかけて学べる機会は殆ど無いのではと思います。
「染」や「仕立て」を習いに京都へ行ったり、金箔をのせる「箔」のせから「色あげ」「色かけ」「色さし」まで、洗いやシミ抜きの知識ばかりではなく、着物に関する様々なことを学びました。
だからでしょうか、どんなに機械化が進んでも手仕事の良さは絶対でした。
深く追求したからこそ、
仕上がりに違いが出る。
職人 渡辺 雄二
Yuji Watanabe